- 何が性行為・性的接触なのか
- 性行為や性的接触は、どのような人とすべきなのか
- 性行為をする際に気をつけるべきことは何か(性病・避妊について)
- 何が性暴力・性虐待になるのか
- 性犯罪・性暴力・性虐待に遭ったとき、どこに・誰に言えばいいのか
上記の各項目を学校の性教育において必修化し学ぶ事ができれば、子どもの性被害防止に極めて有意義であり、また、性被害に遭ったとしても、通報場所を教えることで暗数化しづらくすることが可能となる。
性暴力・性虐待については、低年齢層に対しても行われることがあるのが現状である。しかも、加害者の多くが親族・教員など身近な人が多い。したがって、義務化した上で小学校低学年など、ある程度低い年齢で学習して性被害防止に努めるべきと考える。
「性的なことを教えたら、安易に性行為をするようになってしまう」という声があるかもしれない。これについては、年齢に応じて適切な内容の性教育を教えるべきだと考える。
ぶっちゃけて言うが、ポルノ情報に関しては、小学校高学年から中高生にかけて見る子は多い。それは、子ども自身が求めている情報であるからである。見ることの害悪性はあるかもしれないが、それ以上に当事者の子どもは性情報を求めているのである。条例で禁止しても、何らかの方法で求めてくる。ならば「本やネットにある性情報等は、何も考えないで真似をしてはならない。本などを真似て人を傷つけてはならない」と教えることが大切である。これは、学校の性教育などので、要約すれば短い時間で説明できる大切な内容ではないだろうか。
それに、情報の有害性は、ポルノ以外にもあらゆるものにある。ならば、「フィクションにおいて、相手を傷つける行為をしてはならない」という学習・啓発活動を行うことで、その有害性を取り除くことこそが大切ではないか。ポルノ・暴力表現の有害性ばかり訴えて、特定表現を殲滅させるようなことは、検閲を認めて自滅するような行為であり、逆に不健全である。
性加害者にとって、性的ないたずら・性犯罪・性虐待に及ぶ際に特に嫌がると思うのが、子ども自身が相手からされる性的な行為を理解し、それがしてはいけないと察して、声を出したりして嫌がったり、逃げたり、通報されることであろう。
つまり、性教育で性暴力・性虐待・性犯罪を学ばれることが、性加害者・性犯罪者にとって、とても嫌がることではないだろうか。
ならば、性加害者にとって嫌がることを子ども自身が学び、子ども自身が自分で自分の身を守る力(エンパワメント)を身につけることが大切になると考える。
そして、自分で自分の身を守る力は、自立する力ともなり、責任を持てる子どもを育てることにもつながる。
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